top of page
執筆者の写真王様企画

学べる

人に物事を教えるというのは、つくづく難しいと思う。「教えてあげる」というような少し上から目線な立場よりも、「一緒に考える」という立場の方がいいのかもしれない。


僕は家庭教師として、小学2年生と小学5年生を教えているが、その時間を通して僕が学ばせてもらう事も多くある。


「なんで?」

「どうやって?」

「〜すると、どうなるの?」

素朴な疑問を彼らは投げかけてくる。


「なんで人間は他の生き物よりすごいの?」

「どうやって電気って流れるの?」

「ブラックホールに入るとどうなるの?」


大人になるにつれて、当たり前の疑問を抱かなくなっていく。

そういうものだと無意識に思ってしまう。


「確かに、なんでだろう。」

彼らの質問に度肝を抜かれることがよくある。


そんなとき、僕はいつも一緒に調べるようにしている。

そして、調べた内容を噛み砕いて説明する。

もし、その場で理解できない内容なら、後日調べてみるからと、数日待ってもらう。

また噛み砕ききれないほど難しい説明しか出来ないこともある。高校レベルや大学レベルの内容が中心になる時だ。その時は、そのまま伝える。

彼らが将来、同じ疑問を持って自分で調べた時に、「なんか聞いたことあるな」となってくれればいいと思う。


そんなことを繰り返す度に、僕の学びにもなる。


単に知識が増えるだけでなく、伝え方も考えるので、頭をとても使う。

1度伝えて、向こうが分からないようなら、違う角度を考える。違う例えを出してみる。理解が追いついていないだけかもしれないから、少し待ってみることもある。


家庭教師として働いて、親御さんに感謝されるが、僕が学ばせてもらうものも多く、とても感謝している。


人に教えるというのは、難しいけど楽しい。



閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ご来場いただきありがとうございました‼️

こんにちはこんばんは。宣香です。 第五回本公演 「傘村裕丈を探している人を探しています」 無事終演いたしました❗️ ご来場いただきました皆様、 エールを送ってくださった皆様、 本当に本当にありがとうございました。 こちらでご報告するのが遅くなり、申し訳ございません。...

Comments


bottom of page