こんばんわ。
王様企画代表の菊地仁美です。
今日は次回公演の嘘あらすじを紹介しようと思います。
7月16、17日に公演ですから、もう2ヶ月を切ったと言うことですね。
皆さんも、どんな作品か楽しみにしてるんじゃないでしょうか??
ひとける
祖母が残してくれた家に一人で住んでいるケイトの元に、一通の手紙が届く。
見覚えのない差出人からだ。
中には汚い字で書かれた謝罪の手紙と、莫大な額の小切手が入っていた。
ケイトは心配になった。
「私の顔の傷について謝る人が来たら、決して何も話しては行けないよ。」
祖母の遺言だった。
ケイトは祖母のことを、ほとんど何も知らなかった。
編み物が好きなこと。
イワシが嫌いなこと。
ひまわりの花が好きなこと。
近所の犬が嫌いなこと。
あとはほとんど教えてくれなかった。
ケイトは祖母が好きだった。
だから、手紙の主に会いにいくことにしたのだった。
遠く、汽車の旅だ。
乗り合わせる人々は、まだ幼いケイトを心配してくれる。
自分は一人でも生きてこれた。
祖母がいなくなってから、ずっとそうだった。
それなのに、なぜこんなに寂しくなるのだろう。
それなのに、なぜこんなに嬉しくなるのだろう。
手紙の主の元に着くまで、あと237日かかる。
ケイトは戻ってこれないことを覚悟していた。
ひとける。
王様企画が送る、心温まる少女の成長の物語。
7月16、17日
大阪 難波サザンシアターにて上演。
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