語れる人。
わたしは、そんな人に心底憧れます。
テーマはなんでもいいんです。
好きなアニメ、憧れの俳優、お気に入りのカフェ…
ただ、このテーマなら、
誰よりも語れるぞ。誰よりも想いがあるぞ。
そう思えるテーマ、語れるものが、あなたにはありますか?
残念ながら、今の私にはありません。
それが演劇ならよかったのだけれど、演劇を語るほど、わたしは演劇のことをまだ理解していません。
おはずかしいかぎりです。
なぜわたしが、語れる人に憧れるのか。
語れるものがあるって、しあわせなことだなぁと思うからです。
それだけ、その物事に自らの時間を費やし、思考を巡らせ、理解を深めてきた。
なんて、ゆたかなことでしょうか。
語るものがある人は、それだけ自分の人生をまっとうし、自らをゆたかにしてきた人なのだなぁと思うのです。
2週間ほど前、先輩と晩ごはんをご一緒したときにいただいた言葉が、深く心に残っています。
「自分の美学と哲学をもちなさい」
ハッとさせられましたね。
語れるもの、とは似て比なるもの、かもしれませんが、やはり今のわたしには、まだ言語化はむずかしい。
語れますか?
あなたの美学、哲学。
聞かせてもらえませんか?
あなたの語れるものを。
そんなことを考えている、3月21日の西道でした。
Comments