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執筆者の写真王様企画

ゴドーを待ちながら 不条理劇とは何か考える

皆さんこんばんは。

団員の池田ユリヤです!!

基本的にストレッチや映像編集担当してます。


次回公演『もやっぽい針の先』の告知映像編集もやります!!!



真面目な話をする前に久しぶりのブログ投稿なので、私、池田ユリヤという人物について紹介します。


趣味は

レシピを見ずに料理することです。


こんなんとか、


こんなんとか、




加えて最近は

パン作りの楽しさに目覚めました。


膨らまずにミニ食パンになったけど、

味は普通に美味しい食パン🍞






シナモンロールも作ったな〜。



パン作りの何が難しいかって、


発酵の加減。


私はせっかちだから

待てずに早めに焼いてしまうから、

今回みたいに

膨らまないことが多め……笑


私という人間がわかりましたでしょうか…笑


本題へ。


真面目モードになります。


11月の本公演に向けて稽古してるのですが、今回は『不条理劇』。


もう一回貼る!!!



不条理劇とは、

《絶望的な人間の状況を笑いに変えて、その無意味さを訴えかける演劇》

(本:改訂を重ねる『ゴドーを待ちながら』堀真理子 より引用)




とあります。


不条理劇の代表作に

サミュエル・ベケットの

『ゴドーを待ちながら』

があります。


実は初めて読みました。


公演台本の読解を深めるために。


『ゴドーを待ちながら』のあらすじをめちゃくちゃ簡単に説明すると、


ゴドーという人物を待ち続けるが、最後まで現れないという話です。


簡単すぎてすいません!!!笑


この作品は、

場所や時間の経過、役の生い立ち、役の性格や人格をイメージさせる情報がほとんどなく、そこに1本の木と石、人物がいるのみ。

会話から舞台上が何月で何時でどこなのかもわからない。


そんな状況です。


ただ、実りのない会話が繰り広げられてるだけのような作風。


そのため、観客も俳優も役に感情移入しづらく、どのように作品と向き合えばいいのか戸惑う……。


私が公演台本を読んだ時

まさにそうでした。 


でもその感覚を言葉にできなかった。


でもこの本が言葉で現してくれた。


今回の王様企画の舞台

『もやっぽい針の先』

もそれと似たような感覚です。



そんな不条理劇『ゴドーを待ちながら』における俳優の役割 ≒ 私の今回の作品における俳優としての役割。


長いけど、

なるほど〜と思ったので

本から抜粋して書きます。


以下抜粋⇩


「演技」の代わりに俳優に求められることは、登場人物が行うこと、舞台上で感じていることを舞台上で実際にやってみることによって、登場人物の気持ちになることである。


俳優たちは、ゴドーの作品の中で暇つぶしのゲームをやってみることで、登場人物の身体的感覚や生理的感覚を実体験する。


つまり俳優が登場人物のおかれた状況を体験するのを観客は目の前で見ているのであって、劇中人物と俳優は不可分である。


俳優が登場人物の身体的感覚、生理的感覚、苦悩、苛立ちを自分に重ね合わせることができれば、観ている観客もそれに反応し、俳優と同じ感覚、ひいては登場人物が抱く感覚を共有できるのである。


私が今回公演で目指したい最終形体の演技はたぶんこれだと思う。


観客の人が

舞台『もやっぽい針の先』を見たときに


何か痛烈に心に引っかかるものや感じるものが与えられる、そんな舞台が作れたらと思います。


不条理劇は役の作り込み方が普段と違うので、その難しさも楽しみながら今作品に向き合います!!!












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