みなさん。
こんばんわ。
菊地仁美です。
王様企画代表です。
一番偉いです。
さて、この時期に書くことなんて、
まあ新型コロナウィルスに関することくらいですよね。
うちの会社も影響を受けたり受けなかったり。
巷ではトイレットペーパーやティッシュが売り切れたりと、
まさしく非常事態の様相を呈してきましたね。
ウィルスは熱に弱いからお湯を飲めば大丈夫とか、
花崗岩から出る放射線で滅菌できるとか、
そんな噂まで出ているようで。
「正しい情報を持つことが大事」
今年の岸田國士戯曲賞と鶴屋南北賞をダブル受賞した、
谷賢一さん作「福島三部作」でも繰り返し出てきた言葉です。
福島原発事故に発する風評被害に対して、
地元住民が何度も何度も発信していました。
緊急事態、未知の物に対して怖がる気持ちは必要ですが、
正しく怖がる必要があります。
今回の新型コロナウィルスにおいて、
日本でも中国人や、発症者が出ている県の人間、
クルーズ船に乗船していた方々が、
酷い差別(この言葉で正しいかはわかりませんが)を受けています。
世界的に見れば黄色人種というだけで迫害を受けているようです。
戦時中、戦後間もなく、関東大震災、阪神大震災、東北大震災…
大きな災害などが起きた後には、
必ずと言っても良いほど、
このようなデマで迫害される人々がいました。
そこから、一つも進歩ができていない、というのが、
悲しくも浮き彫りになっているように思います。
新型コロナウィルスの影響により、
日本演劇界は多大な被害を被っているようです。
幸い王様企画では公演を控えているわけでもないので、
個々人の体調管理のみ気にしていれば良い状態です。
野田秀樹さんが声明を出し、
平田オリザさんを始めとする演劇界の重鎮達が連帯を表明しています。
私の知人も、本日劇団Twitterでコロナに関しての見解を出していました。
自分たちも公演があったら、おそらく中止していただろうと書いていました。
私も同じように思います。
社会人劇団ですから、各々他に収入源があるわけで。
それに、お客様が持っていなくとも、
移動の際に移ってしまわれたら申し訳が立ちませんし。
長くなりましたが、そろそろ本題です。
先日Twitterでもぽろっと呟いたのですが、
今の時代での演劇の魅力の一つに、
「生の体験」というものがあるかと思います。
目の前で繰り広げられる生きた役者達の熱の応酬。
これが魅力であり、そして今回晒されたように弱点でもありました。
来れないんじゃ体験できない。
演れないんなら体験できない。
今ここで喚くより、どうしたら克服できるか考えようじゃないですか。
平田オリザさんが、アンドロイド演劇というのをやられるそうで。
IT技術が様々な形で演劇界にも押し寄せています。
上演中にリアルタイムで字幕がついたり、
光や映像と一緒にリアルな幻想を作り出したり。
じゃあ、家にいても劇場にいれるようなものないかしら。
ドラえもん、助けてー。
やっぱり今流行の「VR」で演劇やってもいいんじゃないかって思うんです。
VR配信ってだけじゃなく、何かそこにらしい演出がつけられたら、
とってもとってもいいんじゃないかと思うんですけどね。
調べたらもうやってるところあるんじゃないかな。
ピンチをチャンスになんてよく言いますが、
逆手にとって何か面白いことやってみたいですよね。
夏に公演をやります。
その時に、何か面白いことやれたら、やりたいですね。
とりあえず今は脚本書かないと。。。
ではではみなさま。
手洗いうがいは忘れずに。
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