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  • 執筆者の写真王様企画

公演直前役者インタビュー~其の六~

12月5日、木曜日です。

あと2日まで迫った旗揚げ公演! 昨日一昨日と、今日もお元気ですか皆の衆。


テトリスさんですよ。

そろそろゲシュタルト崩壊しそうだろこの4文字に・・・テトリス! 本日も劇の魅力と役者の魅力をお届けしていきましょう! 皆さんの瞼をこじ開けて、役者の想いよ突き刺され!6人目となる今回はこの方! あなた本当に教団メンバー?不審者に飴で釣られたの?何に惹かれてココに来た?純粋すぎて無垢すぎて、守ってあげたいその笑顔。

「ゲールの救済」教団メンバーのアグニヤを演じてくれます、的場架音さんでーす!


テト『宜しくお願いしますっ!』 的場『お願いします』 テト『肩の力抜いて大丈夫だからね。まず自己紹介からお願いします』 的場『はい。的場架音。18歳。大学生。1年生です』 テト『ありがとうございます』 的場『え~っと、あまり紹介できることもないんですけど…』 テト『え!そんなはずないでしょ』 的場『とにかく静かです。とにかく静かなので、なんだろう…一人で何かすることが基本的に好きです』 テト『一人でするって、どんなことですか』 的場『ミュージカルや演劇を見るのがもともと好きで、それが東京の公演であっても一人で行ったりしていたんですよ、高校生の時はね~…そんな感じですね』 テト『好きということも大事だし、それを行動して体験していくっていうのが更にいいね。王様企画への加入も行動あってこそだと思うし』 的場『そう、演劇がやりたくなったのは大学生になってからで。何かやりたいなってなった時に動いてました』 テト『やりたい!って思うに至ったきっかけは何なんですか』 的場『きっかけは・・・小1から和太鼓をずっとやってるんですけど』 テト『お、和太鼓』 的場『和太鼓は、私を見てもらうっていうより和太鼓を楽しんでもらうっていう感覚なんです。私を見てくれ!とか、私が楽しませてるとかではなく』 テト『ほお』 的場『でもきっかけとして、高3の最後の方に奈良のお祭りで、海外の方々が多く見てくれるところでやったんですよ。それでその時に笑顔で見てくれていたり、わーって声をあげて喜んでもらえているのを凄く感じて。こんな私だけど、長い間和太鼓をやってきて少しずつ実力をつけてきたら、皆に喜んでもらえるんだっていう事を実感できた瞬間があったんです』 テト『その瞬間はこれからも忘れられないね!』 的場『だから大学生になったら、皆に何かを感じてもらえることがしたいなって思っていて。それがこうして演劇への行動となったのは、もともと演劇が好きっていうことで、演劇に私が心を動かされていたからでもあるし、何か大学生になって新しいことへの挑戦も含めて』 テト『そんな想いを与える架音ちゃんが演じる、アグニヤの役について教えてもらえますか』 的場『アグニヤはとにかく純粋が売り…売りじゃないけど。ただただ純粋、だけど教団に入るまでには色々な過去の出来事があって、辛い経験もしてきている子です。そんな子が教団に入って、彼女にとっていい方向に変わっていくんです。ただ、いい方向とだけ捉えちゃうちょっとお馬鹿な子なんですよね。でもそこが可愛らしくて、同情と言うか感情移入しちゃうところがあったり』 テト『同情や感情移入と言葉が出たように、実際の自分と通ずるところもあるんですかね』 的場『・・・いや。正直…言うと、ん~、ないなあ。ふふふふ』 テト『え、そうなの』


的場『私に比べるとアグニヤという子は全く違う系統の子なんです。勿論、彼女のような女の子がいるというのは知っているし、でも私、的場架音とは違うっていうのも理解しています。だからこそ、この役ができるっていうのは演劇の醍醐味だなって感じます。この役を通して、アグニヤが的場に色んな気付きを与えてくれましたね』 テト『わからない世界をこの役を通して考えて、演じて、見てもらって』 的場『これが演劇だ!って感じです』 テト『初めての舞台で大きなハードルを一つ越えようとしているね』 的場『いやまだ目の前にあるんで、しっかりとクリアします』 テト『じゃあそのハードルとも言えるのかな。アグニヤになる上で苦労した、している部分はどこでしょうか』 的場『とにかく優しさを!アグニヤの内に秘める優しいものを出すことに苦労しています。出せ!って言われて出るものでもないし、出すとなっても的場の中にあるとは限らないし、考えてやってはいるんですけど』 テト『でもそのハードルを越えるべく毎回の稽古で、更新して更新して』 的場『そう、色々優しさにも種類があるっていうところからスタートしてですね、アグニヤの優しさは何なんだろうって考えたときに、誰かに気を遣ったり同情したりでこの人いい人だなって思わせることじゃないぞって。内から中身から優しさを見つけなきゃダメだぞって』 テト『それを自分の物にして、しっかり魅せるというところもね是非本番で発揮してもらえたらなと!このアグニヤの役や劇を通して何か伝えたいことはありますか?』 的場『この劇はですね、パフォーマンスとかを楽しんでもらう!っていう事じゃないと思うんですね。観て感じてもらう、心に残してもらうって言うのが大事だなと。私含め各役者のセリフにもメッセージは出ているんですけれど、教団側のアグニヤにはアグニヤの正義がありますし、その反対の探偵側には探偵側の正義がありますし。それがぶつかる事で何が起きるのかって』 テト『うんうん』 的場『それぞれの正義があって、それがじんわり伝わってくる。奥があるなって、それが魅力だなって私は感じています』 テト『今のコメントにも日頃から葛藤して稽古で役に入って感じたんだなっていう想いが出てるしね。当日はしっかり伝えきろう!』 的場『そうですね!』 テト『では最後に公演にかける意気込みをお願い致します』 的場『私にとっての初舞台で、観て頂く皆様にとって私たちの劇から何か感じ取って頂ければと思います。やった甲斐があるなと私たちが思えるよう、本番までも頑張っていきたいなと思うし、とにかく今は頑張れることを頑張りたい!それをお見せできるようにしたいです!!』

~あらすじ~ とある日、大阪はミナミに拠点をかまえる藤本探偵事務所のもとに、「人探し」の依頼が舞い込んでくる。その対象者は、木谷ヒデカツ。藤本探偵の助手・取手リナの幼馴染だ。いつも優しく家業にも懸命だったヒデカツが、なぜ失踪したのか。捜査のうえ辿り着いたのは、奈良の山奥で活動する宗教団体「ゲールの救済」。果たして藤本とリナは、ヒデカツを見つけ出せるのか?そこで知った本当の真実とは…? 出演 ○いまいずみひであき ○金山ゆりや ○菊池仁美 ○遠山健悟 ○奥田ソータ ○的場架音 ○木兎 ○西道 脚本/ザビエル・ミサイル・ヒポポタマス 演出/菊池仁美 【開催概要】 ○日時 12月7日(土) 18:00開演 17:30開場 12月8日(日) 14:00開演 13:30開場 ○会場 STAGE+PLUS 〒545-0053 大阪市阿倍野区松崎町2丁目3-5

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